お疲れ様です。今日はタイトルの通り「AIDMAとAISAS」の違いについて解説していきたいと思います。マーケティングの世界では、顧客の購入行動を理解することは重要です。そこで購買行動のモデルとしてよく取り上げられるのが「AIDMA」と「AISAS」です。
今回は、この二つのモデルがどのように異なり、どのように似ているのかを解説していきたいと思います。出来る限り分かりやすく理解しやすいように、基本的な概念から丁寧に説明していくので是非最後までご覧ください!
AIDMA(アイドマ)とは?
AIDMA(アイドマ)は、広告宣伝に対する消費者の心理のプロセスを示した略語です。1924年にサミュエル・ローランド・ホールが著書の中で記憶(Memory)の重要性を提唱したとされています。
参考:Wikipedia「AIDMA」(2026年11月7日閲覧)
このモデルは、消費者の購買プロセスを5つの段階に分けて説明したものです。Attention(注意)、Interest(興味)、Desire(欲望)、Memory(記憶)、Action(行動)の5つのプロセスがあり、それぞれの頭文字を取ってAIDMAと名付けられています。ここではAIDMAモデルの各要素を説明していきます。
- Attention(注意)
- 広告やプロモーション、SNSなど様々なメディアを通じて、消費者が製品やサービスを認知するフェーズです。ここでは、企業は広告等を活用して消費者に商品を知ってもらう事が重要です。
- Interest(興味)
- 消費者が商品やサービスに興味を持ったら、次にその興味を深める情報を提供します。プロダクトの特徴や便益を明確に伝えることが重要です。
- Desire(欲望)
- 興味が欲望に変わる段階です。ここでは、製品が消費者の具体的なニーズや欲求にどのように応えるのかを訴求します。
- Memory(記憶)
- 製品が消費者の心に残るようにする段階です。記憶に残るキャッチフレーズやロゴ、独特のデザインなどが手段として挙げられます。
- Action(行動)
- 最終的に消費者が実際に購入に至る段階です。購入プロセスを簡単にし、消費者が行動を起こしやすいようにサポートすることが重要です。
AISAS(アイサス)とは?
AISASは、2004年に電通グループが提唱した、ウェブ時代の購買行動モデルです。
参考:電通 ニュースリリース(2026年9月10日公開、2026年11月7日閲覧)
AISASモデルは、Attention(注意)、Interest(興味)、Search(検索)、Action(行動)、Share(共有)の5つの段階から構成されています。以下、各フェーズを見ていきましょう。
- Attention(注意)
- AISASモデルの最初のステップは、消費者の注意を引くことから始まります。SNSの投稿やWEB広告などが手段として挙げられます。
- Interest(興味)
- 製品やサービスに興味を持った消費者は、さらに詳細を知りたくなります。ここでは、魅力的なコンテンツを提供して消費者の興味を持続させることが大切です。
- Search(検索)
- 興味を持った消費者が自ら情報を検索するフェーズです。消費者はレビューや比較サイト、公式ウェブサイトなどを通じて製品についてより深く調べます。
- Action(行動)
- 検索を経て納得すれば、消費者は購入や申し込みといった具体的な行動に移ります。
- Share(共有)
- 購入後に、消費者が購入体験をSNSなどで共有する段階です。共有が起きると、他の潜在的な顧客の目に触れることがあります。
AISASモデルは、消費者が自ら情報を検索し、共有する行動を整理する上で役立つモデルのひとつです。
AIDMAとAISASの違い
AIDMAとAISASは、どちらも顧客の購買行動をモデル化したものですが、それぞれに特徴があります。なお、以下は違いを整理するための一般的な見方で、実際の情報の接し方や行動の順序は、人や商品によって異なります。
- 成り立ち
- AIDMA:1924年にホールが提唱したとされる、古くからのモデルです。
- AISAS:2004年に電通グループが、ウェブ時代の購買行動モデルとして提唱しました。
- 段階の違い
- AIDMA:注意、興味、欲望、記憶、行動の5段階です。
- AISAS:注意、興味、検索、行動、共有の5段階です。欲望と記憶の代わりに、検索と共有の段階があります。
- 顧客の関わり方
- AIDMA:広告やプロモーションを受け取った顧客の心理の変化を、順に追う形です。
- AISAS:顧客が自ら情報を検索し、購入後に共有する行動を含みます。共有された情報が、ほかの人の注意のきっかけになり得る点が特徴です。
- 購買プロセスの流れ
- AIDMA:注意から行動までを一方向の段階で表します。
- AISAS:検索と共有のステップが加わり、顧客自身が情報を深掘りし、他人との相互作用を通じて影響を受ける構造になっています。
まとめ
今回は、AIDMAとAISASという二つの購買行動モデルを解説しました。これらのモデルは、マーケティング戦略を立てる上で消費者の行動を理解するために役立ちます。AIDMAが古くからのモデルであるのに対し、AISASはウェブ時代の行動を捉えるモデルとして2004年に提唱されました。この記事を通して、AIDMAとAISASの違いを理解して頂き、戦略立案の参考にして頂けると幸いです。


